白内障について
10. 白内障手術の流れ
濁った水晶体を眼内レンズに置換える
通常の白内障手術では濁った水晶体を超音波で破砕しながら吸引除去する超音波乳化吸引術が用いられます。その流れをご紹介します。
1.角膜切開
まず、手術器具の通り道を作るため、 角膜に2-3mmの小さな切れ込みを入れます。
2. 水晶体を円状に切開
水晶体の袋の上部を円状に切開します。
3.水晶体を吸引除去
円状に切開した部分から専用の機器を用いて、超音波で粉砕しながら濁った水晶体を取り除きます。
4.眼内レンズの挿入
吸引除去した水晶体の袋に眼内レンズを挿入します。
白内障手術ムービー
動画で白内障手術の一連の流れを紹介します。ドクター視点での手術を体感ください。
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QUALITY OF VISION
白内障は症状や感じ方に個人差があり、進行スピードもさまざまです。軽度の白内障であれば生活への支障はない場合も多いです。眼科医と相談しながら見え方により生活に支障が出てきたら手術のタイミングとも言えます。 白内障手術は手術手技や機器の進歩により、安全性の高い手術として認知されています。 白内障を治療することで見え方の質(Quality of Vision)は向上し、生活の質(Quality of Life)も改善します。 手術を決める際には、仕事・生活・趣味でどのような見え方を希望するかを眼科医にお伝えください。 眼科医やご家族とよく相談されることをおすすめします。